RSS | ATOM | SEARCH
6/13.14活動日記
P2011_0613_134343_ed.jpg
13日のトップ記事はもちろん山ちゃんこと、山口ボランティアの本部復帰だろう。
それは後に回して、昼間は田野畑方面の活動であった。
避難所運営が閉鎖的な匂いが強かった田野畑では私たちは自宅避難生活を送る被災者への訪問活動に活路を見い出した。
島の越地区で最初に話しかけたのは、知り合いの被災家屋の近くで瓦礫撤去にあたっていた、土木作業中の若者だった。
寒い日の海岸近くでの作業に被災は免れたと言う彼に温かい豚汁を差し上げた。
彼らにであった場所から狭くて急な坂道を登り、頂上からは車の限界だろうと思う坂を下る。
なんとそこにも大きな水門に閉ざされた津波被災地区があった。
坂を降りきった場所に車一台がやっとのスペースを見つけ活動を始めた。家財の泥ふき等で忙しい被災者達は中々寄って来ない。
そこに現れた世話好きなおばさんが皆に火を着けた。戴いていいのかね。初めてなんでわからいからと遠慮がちだが確実な効果を上げた。そのおばさんにはその後も何度かお世話になった。
おばさんに別れの挨拶に伺うと、トイレットペーパーと共に配布したソングオブヘブンのチラシを見て「音楽祭には息子に車で連れてって貰います」と答えてくれた。
その足で今来た急さかをかけ上がり頂上の家を覗き込んだ。
赤ちゃんを抱いた若い男性が声をかけてくれた。「ブルーシートの方?」そうです。お父さんいらっしゃいますか?
出て見えたあの端正な中年男性。初めてあった日に軍手を差し上げただけでウニの塩辛や自家製スルメを戴いた。
こんなにカッコいい漁師さんって居てもいいのか?と思った。
聞くと赤ちゃんを抱いているのは弟、上の長男にも8月には孫ができるそうだ〓〓
この話題に愕然とするボランティアもいるだろう。とにかくイケメン家族である。
坂を下るとあの瓦礫撤去作業のお兄さんがいた。まだ、名前も聞いていませんでしたね、と尋ねると「工藤です」えっあの人の良いおばさんと同じ名字である。
聞いてみると「あーおふくろです。ブルーシートファンだから」と笑った。
撤退の迫ったこの時期になっても、私達の知らない事実に触れることが多い。やはりボランティア活動とは粘り強くやってこそ被災者の真実や実態を理解出来るし、信頼関係も築けるのではないだろうか。
ここと反対側の駅の向こうにも山肌に家が残る地区がある。
そこの箱石さんと言うかたを訪ねた。
私が訪ねるのは初めてであるが、頑固に見えるけど遠慮ぶかいいい人だとレポートに上がっていた人である。
いぶかし気に私の話を聞いていたがある時点から急に顔が緩み、温かい笑みが浮かんだ。
「山形の庄内から来た人と一緒に来たんだよ。あんた達まだ居たの?驚いたな。いや、立派だね!ありがたいと思ったのでわすれていないよ」そしてトイレットペーパーを受け取り、「こんなのがありがたいんだよ。高いものが欲しいんじゃない、いつも使うものがありがたいんだよ。店がとおくなって、ちょっと買い物っていうことが不便でね。良い活動されていますね」
この人の口からブルーシートが出るなんておどろいた。
私の車が去るまで、幾度も頭を下げて下さるすがたに胸が熱くなった。
author:ブルー・シート, category:最新情報, 13:13
-, -, - -