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6/16活動日記
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借りていた活動車両一台は東京のスタッフがクリーニングして車屋さんに返すことが出来た。
その結果、後の10日程は私のポンコツのワンボックスカーだけで動くことになった。
寒い雪の残る季節に来たのだから、未だにスタットレスタイヤは仕方ないが、活動の主役に返り咲く前に空気圧をスタンドで調べて貰った。
「お客様、空気ベンが破損していて空気が抜けてしまいます。ベンの取り替えしかないですね。それと別の一本はタイヤの外側が裂けてチューブが見えてます」このままでは危険だが盛岡に行かないと売っていないと言う。ただちに問題と言うわけではないが、4本全部タイヤが古すぎるから買い替えて下さいと言われてしまった。
被災地では何を踏みつけるかわからない。
さて、今更スタットレスタイヤを買いたくないし東京に帰ればノーマルタイヤはある。
高額なタイヤ4本は辛い。困った。
ボランティアにも常にこんな問題が発生する。活動中に車検や免許書き替えの時期が来たりする。高速料金や燃料費を考えると悲しくさえなる。
長期活動には危険もともなうし、体調管理にもきを使う。
被災地なのだから、食料や日用品の入手には、被災者同様の苦労も伴うのだ。
今回の活動では中里地区住民の皆様の大切な施設を長々と占領してしまっまが、ここなしには何も出来なかったのは明確であり、感謝の言葉もない。
とはいえ、ここは小さな体育館と言ったたたずまいであり、生活スペースではない。
ボランティアが寝るのは分類した物資の隙間に寝袋を敷いて眠る。下は板の床である。つまり体育館の避難所てなんの変わりもない。トイレはあるがお風呂はない。
炊き出し用の釜を一つ犠牲にして60℃くらいの湯を薪で沸かし、タンクの水で適温にうめながら使う。勿論、かけ湯するだけで湯船に入って暖まることは出来ない。
寒い時期には歯をカタカタならしながら身体を洗うことになる。
テントの中にビーチ用着替えテントを立て、その中で裸になって身体をあらうのだが、この名付けて「野戦風呂」以外に女性に受けが良い。
縁の下に潜り込んで泥出し作業などをしてくるのだから、寒いより、洗いたい、が先立つのかも知れないが、聞くと、ちょっと冒険的で楽しいそうである。
食事に関して、関西から参加した井上ボランティアが阪神大震災のボランティア体験談を人前で語った時「食事は配給食を被災者と一緒に食べた」と話すと「最低!」となじられた、と語っていた。
長期活動を経験していない人や、ボランティア経験のない人から、ときおり同様の非難を浴びることがある。
しかし、被災の現場に入り込んで活動することは決して甘くはない。
ある意味「死」をも覚悟の上である。
足りない食事を横取りするのではない。
ある意味、被災者と同化するために、被災者と同じものを食べるのである。
ある時にはボランティアが作った炊き出しを被災者が食べ、お代わりが予想を越えて完食となり、ボランティアはインスタントラーメンで済ます夕食もザラにあるのだ。
行政の配給食は余すと配給食を減らされることになる。親戚宅に招かれて外食してくる被災者の分は誰かが消費しなければならないと言う避難所特有の事情もあるのだ。
余ればボランティアが消費する。それは現場に立たなければ理解できないものである。
ボランティア活動は決してきれい事でない。
人助けをする、親切もののお遊びでは、被災者を理解できない。
自分と被災者の間に壁や距離を置いては活動にならない。
やっばり、死をも覚悟して被災体験者に近づく努力なしに災害ボランティアは勤まらないと私は考えるがいかがか?
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author:ブルー・シート, category:最新情報, 13:19
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